みんなでつくるブックカフェ

今日はおとな大学の読書部でした。
名作マンガを読む!というテーマで、私はNARUTO10巻〜21巻まで読破。
目の前で起こることにゆらぎつつも、大人たちがナルトたちを信じて見守っていく(育てていく)ところにぐっときます。
(『崖の上のポニョ』もそうですが、大人が子どもたちをひとりの人間として、“大人扱い”しているところが好きです)

さて今日の木のカタチの本棚スペースでは、本好きたちがゆるくブックカフェの本棚を作っていました。

IMAG0927_1

いろんな人がブックカフェを訪れて、その方々が気になる本、読んだことがある本を並べていく。
それが積み重なって、1つの本棚になっていく。
1人のセレクションではなく、いろんな人たちが集まって1つの本棚ができていく様子は
それぞれの経験や興味が結集していくので、とても興味がひかれます。

ちょうど1年前の今頃、ブックカフェのオープン準備の日々でした。
寄付された本の整理、整理、整理!
おとな大学のインターン生たちや参加者のお手伝いの皆さん、ブックカフェのスタッフさんが本当にがんばってくれました。
ブックカフェのコンセプトについてどうしようかとなったとき、思いついたのが「育てる」というキーワード。
おとな大学参加者の方、ブックカフェを訪ねてくれる方々のアイデアで
育てていけるような余白がある、一緒につくっていくことができる場をイメージして
壁一面の本棚も、木のカタチの本棚もおとな大学の講座のなかで
参加者の皆さんと作っていきました。

あれからもう少しで、丸1年。
会場のみらい館大明さんと、地域の方々に力を貸していただき、
講座ではらいおん建築事務所の嶋田さんにアドバイスいただきながら完成したブックカフェが
今日のように人から人へつながっていくこと。
1年たたずにすばらしい循環が生まれていること。

場があるのは強いなあと感じています。